ずばりTOEICは難化しているか!?
難化してるでしょう!!というのがTOEICを最近受験してきたばかりの僕の感想です。
ちなみに結果はこちらです。

(第277回 2021年9月12日午後 970点取得)
公開テスト受験の感想ですが、当日は良いコンディションで臨めそうだという状態でした。リスニングパート1と2(P1、P2)では昔とは違う傾向の問題、つまり難化したと言われるタイプの問題が出ているなと感じながら気を付けて解くという感じで、P3とP4でも自信がない問題がいくつかあったと思います。その手の問題は消去法で対応する事が多いです。
リーディングパートも公式問題集と比べてかなり難しいと感じました、意識して速度を少し落として読解していたため、一度で意味が取れないセンテンスが出ると焦りました、P5、P6はそれぞれ10分以内程度。P7のMP突入時点で残25分程度。全問解答時で3分余り。
自信があるとは言えず、正直なところ『難しすぎる(汗)』という感じでした。『みんなあれ普通に解けるの、、、』、『点数ボロボロかもしれない、、、』、『受験するって言っちゃったしなあ』と。
https://twitter.com/Bro_Eigo_Monkey/status/1431397340263292929?s=20
https://twitter.com/Bro_and_your_En/status/1436987949120253955?s=20
ネットでTOEIC受験者の感想をチェック
衝撃を受けたのは、僕が取り組んだ事もある『金のフレーズ』 著者のTEX加藤 先生が『今年受けた中で最も難しかったです』と感想を述べているのを目にした時でした。『同日の同じテストフォームじゃないか。。。』
『まあ、、いいか、、、。とにかくお疲れ自分!あ~試験終わったなあ!!終わったよ!!!いろんな意味で、、、(全然良くない)』こんな感じで結果発表の日を迎えました。
結果は最初に報告した通り970点、これは自己ベスト更新となりました。リスニング満点という点でも運が良かったと思います。というのもリスニング満点経験者がリスニング満点を逃すというケースを複数目にしました。僕のリスニング対策は特殊という点に加え、そういった方々の学習量や取り組みと比べれば、運が良かったのだろうと言えます。
また近年のTOEICが難化しているという風潮をかなりリアルに感じます。現時点の僕の予測なのですが、ETS/運営はリスニングセクションの満点取得者数の割合を是正・減らそうとしている気がします。つまりこの流れは続くのではないかと思います。
僕は旧形式で1回・新形式で2回、リスニング満点を取得していますが、実際の日常では海外ドラマは割と聞き取れると感じる事はあっても、海外映画のリスニングはとても簡単とは言えないですし、英語でやり取りする時は聞き取れても念のため聞き返したり、必殺技は『その件、念のためメールで送ってもらえませんか』という感じです。
よく言えば、TOEICテストは実践的な英語力を測定する上で信頼性が上がってきていると言えるでしょう。
難化しているのならどのくらい?
実は僕は旧形式・新形式共に同じスコアを取った事があります。どちらもリスニング満点の945点で、それなりに差があるとは感じますが漠然としていますね。TOEIC講師陣からも難化しているという意見もありますが、何点くらい違いがあるのでしょう。
『10年前とは内容も難易度も全く違うテストになりました。10年ぶりだと200点以上、4年ぶりでも100点以上下がっている、というのが普通です。』1日1分 TOEIC(R) L&R テスト 炎の千本ノック2 /中村澄子 著より。2020年4月時点で中村先生から見てこの程度の差があるようです。
客観的に長い目で見れば、TOEICのスコアの信頼性が上がる事は良い事だと思いますが、4-5年以上前に受験した方がTOEICで自己ベスト更新を狙うのは大変な時代に突入したと言えるでしょう。また2021/10/19 (#TOEICの日)には公式TOEIC問題集8が発売予定で、最新の傾向が反映されていると思われます。
それではブランクのある方も、初めての方も張り切って挑戦してみましょう。
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参考文献やリンクなど
TOEIC(R)、「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です
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