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TOEIC

TOEICの結果から点数アップの要因分析【難化対策の効果的勉強法を考察】

この記事は先日の僕のTOEIC結果(970点:2021.9.12午後)・目標達成の振り返りを通し、少しでも有益な情報が共有できればと思い書いたものです。

TOEIC SQUARE Score 2021-0912 970 PC

この記事は次の方が対象です

・TOEICが難しすぎる
・TOEICで結果が出ない
・今取り組んでいるTOEICの勉強法が不安でしかない
・TOEIC900点台、900点台後半の学習法や取り組み方を知りたい
・英語に限らず目標達成するコツを知りたい
・息抜きにTOEICや英語学習プラスアルファの雑学に触れたい

難化傾向にあるとされるTOEICで目標点数を取るには

目標達成に向け戦略を練り学習計画を立てる

目標のスコアを取るためには戦略や学習計画が必要不可欠ですね。これがクリア出来れば次に必要なのは継続するための仕組みや、学習に割り当てる時間の確保です。それらを含めて順を追って確認していきましょう。

TOEICは難しくなっている

詳しくは別の記事で投稿しましたが、TOEICは難しくなったと感じます。これは旧形式から比較してもそうですし、新形式でもTOEIC公式問題集と比較して実際の公開テストは難しくなっているように感じます。また年々難しくなってきているという声も聞きます。

TOEIC難化は何のため?誰得なの?

TOEIC対策が進み受験者全体でのスコア分布が不自然になってきたり、テストが評価するあるべき英語力と点数が乖離してきているのを直そうという取り組みではないかと思われます。特にTOEIC対策で満点取得を狙う受験者に厳しい流れを感じます。一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の2012年の公式資料では860点で

”『Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる』自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。”

とあり、このような評価と860点取得者の英語力がかけ離れている、つまり乖離があると判断されていると思われます。

試験難化で得をするのは;

・TOEIC対策や教本に興味がない受験者
・スコアを頼りに第三者の正確な英語力の判断をしたい方(雇用主等)
・難化なんか何のその、満点連発TOEIC講師陣

試験難化で厳しい状況になるのは;

・TOEIC対策教材を中心に取り組みハイスコアを狙う受験者
・990点・満点を狙う受験者

このような感じではないかと思います。

難化したと言われる前のTOEICでは英文を一部分だけ読めば解けるといった類いの点数を稼ぐテクニックとされるものがありましたが、現在は英文をしっかり読んで、または聞いて理解していないと正解を選択できないような問題が増え、求められる速さで正確に理解する、という正攻法が求められます。正に英語力が点数に反映されるようになりました。

また、難化した事で現在は過去に取得出来たスコアより低いスコアが出るという意見がありますが、公式の見解では『イクエイティング(スコアの同一化)』というものでスコア基準の不変性を確保していると説明しています。要は過去と比較しても英語力が同じならスコアの変化がないように配慮されているという事です。

僕は旧形式でも新形式でも945点(どちらもLが満点)を取得した事がありますが、個人の感想では点数は下がると感じています。つまり過去に945点を取った方の大半が、今TOEICを受験すると945点は取れないのではと思います。

TOEICは簡単という意見がある

TOEICは簡単という意見をたまに見聞きしますが、まず基本であり大前提としてその方のTOEIC受験経験や受験年度・スコアを確認しましょう。TOEICは問題作成に心理学的アプローチが取り入れられているとされ、引っ掛け問題とされる『簡単なようで間違えやすい問題』、『本当に簡単な問題』が混在しています。

これらの問題を見て『何だこれ小学生でも解けるほど簡単じゃん』と”勘違い”している可能性があります。『今回は簡単、特に難しい問題はなかった』と感じた公開テストの結果にシバかれた経験は何度もあります、出題に携わる統計学者と心理学者にまんまとやられたという形です。

目標スコア設定

TOEICで結果が出ないのは苦しいですね、僕は社会人で英語力ほぼゼロから始めて400、500、600、700、800、900点台まで全て経験してきているので、少しは気持ちが分かると思います。

僕の以前の自己ベストはリスニング満点の945点で、直近は915点、今回の目標は900点台後半と言える950点以上としました。
僕にはこの点数(スコアレンジ)が必要、欲しいと感じたからですが、あなたにはあなたがやりたい事に対して本当に必要なスコアを目標設定して取り組んでほしいと思います。

つまり、希望の仕事の応募条件にTOEICで600点と書いてあるので600点。
全得点対応のTOEIC講師になりたいので990点の満点という具合にです。

コラム
近年ではAIの発展や新ヒーローの誕生と相まって将棋がブームになったようですが、将棋の基本的な序盤戦略は『駒得を狙う』つまり『価値の高い駒を集める』です。この価値の高い駒を英語の資格やTOEICの点数に置き換えてみてください、『少しでも価値の高い駒を一つでも多く手に入れるのが良い』というのは基本的に序盤の方針としては正解ですが、本質、最も重要な目的は相手の玉を詰ませる事です。今でこそAIは人間より将棋が強いですが、以前は膨大な定跡と呼ばれる手を記憶していながらも、人間には勝てませんでした、『価値判断』が追いついてなかったのが一つの要因でしょう。つまり人間なら『今は価値の高い駒を追いかけまわしている局面ではない、価値が低くても玉を詰ますために必要な駒はあの駒だ』と判断できるところ、コンピューターは、点数の高い駒は判断できても、目的を達成する駒が何か判断が劣っていたという感じです。人生にも時間制限があります。ふと気が付くと『詰んだ。。』という状況になる前に重要な目的を見極めたいですね。

現時点の実力・スコア帯を把握する

まず現状認識として公式問題集や模試を解く事から始めます。本番と同じように2時間通しで解くのが理想ですが、あなたの環境に合わせてある程度調整します。例えば、リスニングセクションとリーディングセクションを分ける。それでもキツいならパート別に更に細分化するという具合です。

タイムマネージメントは本当に重要なのですが、どうしても時間制限を無制限で取り組むしかないなら算出された予想点数から10%くらい低い点数が自分の現状のTOEICスコアと見なします。つまり約500点と出れば1割引いて450点程度と捉えます。

公式の見解でも点数はプラスマイナス25点の範囲が信頼性があるとしており、ある程度の誤差はあり得るので点数はザックリ捉える必要があります。つまり仮に965点という点数があったとしたら、本来990点の実力の人の25点下振れした結果、又は本来940点の実力の人の25点上振れした結果という可能性もあるという事です。

信頼性を高める必要があったり、ピークでも良いのでどうしても自己ベスト、ハイスコアを取得する必要があるという場合は模試であれ本番であれ試験回数を増やす必要があります。真のスコアに関しては試行回数を増やすほど平均点の信頼性が上がり、偶然やまぐれの要素を減らす事ができます。またピークの点数に関しては上振れが発生する確率が上がります。

実力が向上したかどうか信憑性の高い見極め方に関して公式ではプラスマイナス35点と明示されています。つまり前回より35点以上スコアアップすれば偶然や誤差の範囲を超えて本当に点数・実力が上がっていると捉える事が出来ます。

お手本となる人物から見習う

近年ブームの筋トレでもそうですがお手本の選手やアスリートの練習メニューや食生活などを真似るというのが、理想の結果を得る近道になり得ます。

今回のTOEICでの目標達成に対しては濱崎潤之輔 先生の発信されている情報やトレーニングメニューを主に参考とさせていただきました。具体的には『14模試程度を繰り返す』です。

出来るだけ忠実に真似する方が近い結果を得る確率が上がります。ただ自分の実力やライフスタイル上の制約などがあるので可能な範囲であり、尚且つ費用対効果の高い事柄を最重要事項・本質として取り入れるという形を取りました。『伸びしろの最もあるパート7だけは最低でも14模試分消化する』という感じです。

やる事とやらない事を決める

やる事

大まかな学習計画を立てる

生活の中で英語学習の時間を組み込んでいきましょう。

次のグラフ(1985年)はTOEICでスコアアップに必要なザックリとした学習時間の予測です。(OXFORD UNIVERSITY PRESSより)

まとまった時間が取れない場合は隙間時間の活用や、P5を何問消化するなど、細かく細分化したタスクを処理する事になりますが、その場合は復習に力を入れて中長期記憶で勝負する戦略を検討してみてください。僕は短期間で沢山詰め込んだ知識・記憶が消えてしまうのは極力避けたいので、この戦略を取ります。

必要な教材やアイテムを準備する

必要な教材や機材を選定したり取り揃えます。

最低限このあたりは揃えたいというものを挙げるなら

・最新の公式TOEIC Listening & Reading 問題集、初見用の公式TOEIC問題集
・レベルに合ったTOEIC受験に向けての教本・教材 一つか二つ。

その他僕が活用しているものはこちら

耳をふさがないタイプのイヤホン(イヤフォン)で、普段使い、それにシャドーイングや音読練習時には欠かせません。

こちらはSONYの有線の開放型イヤホン。やはりシャドーイングや音声を手本とした音読練習時にお手本の音がしっかり左右の耳に届き、自分の声もしっかり聞こえるというアイテムです。

語学学習者向けの機能が付いたボイスレコーダー。動画でモノにしたいと思ったフレーズだけをサクッとその場で録音して練習素材にしたり、シャドーイング機能や音程変換、再生速度調整、ABCリピートなどで学習・練習環境が向上。僕は男性の音声の音程を1レベル上げて、女性の音声の音程を1レベル下げるという事をよくやります。

こちらは随分長く愛用しているフリクション、消せるボールペン。太さの違うタイプや複数の色を使い分けています。

 

0.5mm

0.7mm

 

 

やらない事

次に僕が今回の目標達成のために『やらない事』として決めた事を参考までに紹介しますが、人によってはやった方が良い結果になるケースもあると思います。

公式問題集以外の模試は『990点攻略』以外はやらない

 

『990点攻略』は濱崎潤之輔 先生の著書で、ご縁があってツイッターで繋がらせていただき、『応援しています』とツイートしていただきました。今回の目標達成に対しては精読的アプローチとして、この書籍の模試を集中的に解くという戦略を採用しました。

 

 

TOEICの公開テストでリスニングテストは旧形式・新形式共に満点を取った事があり、スコアに上昇余地があるのはリーディングテストだという事がハッキリしていたため、リーディングパートを集中して解きました。ツイッターで公開しましたが、練習問題とファイナルテストは通しで4回ずつ、曖昧な単語や気になる問題は要復習として別途チェックし、時間を空けて復習する形を取りました。

ひとつの教材を何度も繰り返すべきか複数の教材に取り組むべきかという議論が散見されます。僕はどちらもメリットがあると思いますが、今回の目標達成に対しては片方ではなくどちらも取り入れる必要があると判断しました。そこで『990点攻略』と『公式問題集7』を精読的アプローチ、繰り返し取り組む教材として活用し、効果・結果に満足しています。

『ご縁のある方と真摯に関わり、ご縁の強い順に時間を割り当てる』、こういった事をモットーのひとつとしているのですが、ありがたい事にタイミングとしても教材の難易度も最適で結果に繋がったと思います。

追加購入した新形式対応公式問題集でP7以外やらない

前述の精読的アプローチに加え多読的アプローチも取り入れましょう。英文でマニュアルやニュースを読んだり、アプリの設定を英語にしたり可能な範囲で意識的に英文に触れるように心がけるなどです。僕は多読的アプローチの一環として、購入していなかった新形式公式問題集を取り寄せて、まずパート7だけ解いていきました。

厳密にはP7が全て終わった段階でP5,P6に進んだ模試があったり、リスニングパートを初見問題として活用した分もあります。また自分の現在地・スコアレンジを大まかに把握するために初見問題をいくつか手元に取って置くことも重要となり得ます。特にリスニングパートで複数回解いた問題は初見問題とはまったく異なる刺激となると再認識しました。その違いで調子を崩さないようにしましょう。

 

イギリス・オーストラリア発音の音読はやらない

僕はアメリカの発音を自分のお手本としてきたので、シャドーイングなど音声が関わるリスニング学習・トレーニングではアメリカとカナダの発音のものだけやりました。
つまり、僕はイギリス、オーストラリア発音の問題はシャドーイング・リピーティング・オーバーラッピング・音読等を基本的に一切やっていません。聞いて問題を解くだけが基本で、ごくまれにスクリプトを見た際に一文だけ軽く音読するという程度に止めました。

発音が混ざる癖が付くと困るのでこういう対策をしたのですが、イギリス発音やオーストラリア発音が好きな方は逆の発想でアメリカ発音の音読をやらないという形になると思います。

ただしTOEICのスコアアップという視点ではマイナスかもしれません。これは英語の技能向上に取り組む上で、TOEICのスコアアップよりも自分の英語の発音を重要視しているからそうしたという事になります。それでもありがたい事にこのような試みであっても新形式のリスニング満点を2回取る事が出来ました。

 

学習記録を取ることの重要性

改善がTOEICのスコアアップに繋がる

知らない単語や間違った問題がどれというのを記録しましょう。どの模試をいつ何回解いたのか、特定の記事は何回音読したか、前回の公開テストではどんな計画や戦略で臨んだのかなど出来るだけ記録を残しておくと、改善するきっかけや気付きになります。地道にPDCAを続ける事も得点向上へ繋がる可能性があります。

前回からの改善点 例1

リーディングの速度を落としました。TOEICでは多くの方が時間切れを経験していると思います。僕も受験を振り返りトータルで見れば、時間が足りないので適当にマーク、通称『塗り絵』の時代を長く経験しています。

この経験から必要以上に速く読む癖がついてしまい、直近でRで450点を取得した時には全問マーク時点で約10分余り。今回は少しゆったり目に読んで全問マーク時点で余り時間は約3分となりました。結果的に正答率が上がったように思います。

前回からの改善点 例2

前回は集中力がなくリスニングで何度か上の空になり問題を聞いてなかったりしました。そこで今回はカフェインドリンクの強強打破を戦略的に飲んで臨みました。日常的に筋トレしていた時は錠剤のカフェインを摂取していたのですが摂取量が多いと動悸がする事もあり、10本入りを購入、数日前から摂取量に問題がないか確認しながら臨みました。

集中力アップを期待できますが摂取量には注意が必要です。

少しの違いが大きな差を生む可能性も

TOEICを本番であれ模試であれ何度か体験した方には分かると思いますが、パート2までは綺麗なマークがパート3からカオスになります。

『もしかしてマークが雑過ぎてちゃんと読み取れていないんじゃないか』と疑念が生じ、疑念の要素を消し去るために2つの対策を講じました。

1.HBのマークシート向けシャーペンを購入する
2.リスニングパートが終わったらP3-P4の全問を約1分でしっかりマークし直す。

このマークシート向けのシャーペンに消しゴムが付属していたのですが、恐ろしく綺麗に消えます。僕が購入したものは『コクヨ シャープペン マークシート 最適セット 1.3mm PS-SMP101D』です。

隙間時間の活用ですが、TOEICの問題を携帯の写メ、又はスクリーンショットで記録し、それを5回程度スクリーンショットで複製します。本当に重要な問題や単語はノートなどに記録しておいて、携帯での分は追撃復習で48H以上間隔を空けて復習・再チェックする度に一つずつ削除し、4回分見直したら5回分も一緒に削除してしまいます。

復習しなければならないという気持ちだとずっと写真が残ってしまいます。その上、まったく手付かずで溜まるという事にも。削除することで小さな達成感が得られます。まず復習2-3回でも試してみてください。

またこの『済』の印鑑も小さな達成感が出ます笑

 

最後に

全てを網羅しているわけではないですが、難化したTOEICもビックリな文量になってきたのでこのあたりにします。補足や詳細、他の側面などはリライト、又は別の記事で書くかもしれません。

あなたがTOIECで目標点数を取る事が出来ますように!!それでは!!

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参考文献やリンクなど

TOEIC(R)、「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です

EXAMINEE HANDBOOK
https://www.ets.org/s/toeic/pdf/examinee-handbook-for-toeic-listening-reading-test-updated.pdf

TOEIC(R)スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関性

https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf

A Teacher’s Guide to TOEIC(R) Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success https://elt.oup.com/elt/students/exams//pdf/elt/toeic_teachers_guide_international.pdf?cc=us&selLanguage=en

TOEIC(R) Programはどのようにつくられるか/採点のプロセス
https://www.iibc-global.org/toeic/toeic_program/philosophy_03_01.html

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ブロウ
カナダ生活7年、TOEIC 970。ELSA:(発音)ネイティブレベル(IELSTSスピーキングスコア予測8.5)。EPT:(発音)指導者レベル。weblio英会話力診断(発音から英会話力診断): 1位(ウィークリー)。日本では社会人になってからゼロの英語力からTOEIC700点台まで独学。英会話に憧れる方や、英語学習で苦戦している方へ役立つ情報、英語学習者の英語スキルの収益化や未来図について発信。海外の動画を見るのが好き。 =====【より興味のある方向け】====== TOEICのLは旧形式、新形式共に満点。趣味:データ分析、統計や確率。読書(ハマった分野は100冊程度読むこともあるので4桁は軽く)。Macユーザーだけど自作PCやPCガジェット系も好き。目標を達成し今は取り組んでいない物事が多数あり(●●で3段等)。今までの人生でデブやガリと呼ばれた事あり、筋トレBig3で100kg↑、ベンチは体重x1.7前後で目標達成。更に追記するかどうかは検討中。ツイッターで経歴を裏どりしていただいた事あり(本アカの過去ツイ参照)。