・「TOEICって英語の試験は受けるメリットあるの?」
・「英語の勉強をしているけど、モチベーションが続かない。。。」
・「TOEICを受けてみたいけど腰が重いなあ。。。」
こういった悩みにお答えします。
Contents
英語学習のモチベーションアップにTOEICがおすすめな理由
1.スコアに比例して評価アップ、仕事、収入に繋がる
グローバル企業・外資系を筆頭に求人サイトでTOEICと検索してみると英語に携わる度合いが高いほど、基本的にスコアと給料に相関性があることが分かります。
高いスコアの人材は求められますし、企業の応募条件を満たすスコアがあれば、空きポストが出た時に、すぐに申し込みのアクションを起こすことができます。
2.手軽に受験できるうえ、認知度が高い。
TOEICテストは年に10回、英語の国家資格の全国通訳案内士は年に1回です。
英語に携わる仕事なら応募資格にかなりの確率でTOEICのスコアが記載されています。
またTOEICのスコアが要件を満たせば全国通訳案内士の試験の一部が免除されます。
3.自分の英語力を数値化して見える化することができる。
TOEICを受験すると、自分の英語力が数字になるので、過去の成績と比較して成長を確かめたり、募集されているスコアを目標にしたりすることが出来ます。
TOEICはこんな方におすすめ
1. 継続的、右肩上がりに英語の技能を向上させたい方
継続的に英語の技能、つまりTOEICのスコアをアップさせたいなら、反復して受験するというのが有効です。計画的に連続で受験する、または1回飛ばし、2回飛ばしも良いでしょう、
こうすることである程度真剣に英語学習に取り組む期間の環境が作れます。
また、英語力はTOEICの点数という形で表れてきます。
自己最高得点が取れればそれを履歴書や肩書に書き加えることが出来ますね。
2. 英語の学習、記憶した単語などをしっかり定着させたい方
複数回受験することで、単語記憶ひとつ取ってみても、数百の単語を数カ月以内に総復習する形になり、記憶の定着の面でも有利です。英語は勉強とトレーニングの側面がありますが、語彙や文法は基本的には記憶勝負です。
TOEICで重要な点は単語を覚えていても、素早く回答できなければ全体として点数は上がらないという事です。『あーこの単語の意味は、、あのー、、あれだ!』という状態ではほかの問題を解く時間が足りなくなります。なので単語をしっかり覚える環境に身を置く事が出来ます。
3. 英語に関わる仕事に就きたい方
英語に関わる仕事の場合はTOEICの点数が応募条件に記載されている事があります。点数が高ければたかいほど、希望の職につきやすく、英語と関わる時間も長いものになります。
そうなると学びながらさらに英語力を上げていくという環境を手に入れることもできます。
4. 海外に移住したい方
英語圏の海外に移住するのであれば、TOEICの学習は非常に役に立ちます。
日本に住んでいると無意識で気付かなかったのですが、実際に海外に住むと、ペーパーワーク、いわゆる事務処理がとても多い事に気づきます。
これは以前の記事TOEICの点数がアップしない受験者が知るべき攻略法【もう納得】 でも書きましたが、郵便物からemail,お店などのローカル・ルールやインストラクションをはじめ、政府からの知らせ、法律、契約書関連などはそれなりに読む力が要求されます。
肌感覚では語彙で言えば10000-15000単語程度ではないかという程度です。
逆にTOEICに向いていない方、または差し迫って必要ではない方というのは、
海外の方と雑談やチャットでコミュニケーションを楽しみたい、優先順位がライトな日常英会話だという方です。
基本的にはライトな日常会話、つまり日常的な意思の疎通は頻出単語の上位1500から2000単語で成り立っていると言われます。
余計な語彙は後回しにして、どんどんオンライン英会話で話す、これが幸せになると思います。
言ってみればネイティブの子供のような感じですね。
TOEICでハイスコアを狙う場合は習得語彙が5000-10000単語程度は必要です。先ほどの通り、海外に移住して社会人として生活するなら10000-15000単語は覚悟が必要です、
ちなみに成人ネイティブスピーカーは平均で20,000からそれ以上の語彙力があると言われます。詳細は文献や論文にゆずりますが、ここでは大まかに捉えてもらえればOKです。
活用される語彙・単語数のおおまかな目安
日常英会話 | 1500-2000 |
TOEICでハイスコア | 5000-10000 |
海外に移住 | 10000-15000 |
成人ネイティブスピーカー | 20,000からそれ以上 |
TOEICの目標スコアの設定はこのくらい
まずTOEICでは5点刻みの点数に加えてAからEの5段階でレベルが分けられています。(※1)
レベル | スコア |
---|---|
A | 860 |
B | 730 |
C | 470 |
D | 220 |
E | (記載なし) |
2019年度の新入社員(35,552人)のTOEIC平均スコアは488点です。(※2)
英語が少しできると表現したいなら、やっぱり平均よりも能力が高い必要がありますね。
なので、TOEICに取り組むなら、ざっくり目標はTOEICで600点あたりです。
平均よりレベルが高いので企業から求められるあたりで、アピールできる点数です。
仕事でほぼ毎日英語に触れるような業務で、ある程度やることが決まったような仕事であれば、TOEICで700点、またはBレベルの730点超えあたりが目標です。
外資系、グローバル企業やハイクラスな職種を狙うならTOEICで800点が目標。
Aレベルの860点を超えるとTOEICでハイスコアと言えます。
これらを参考に自分のニーズを満たす目標設定すると、
モチベーション高く、学習に取り組むことが出来ますね。
※1 TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表
※2 2019年度 新入社員 TOEIC Listening & Reading 最新データ
まとめ
・TOEIC受験を活用することで、英語の技能をあげながら、能力を点数・数字で表現できる。
・目的によってTOEICが重要になる人とならない人がいる。
・TOEICの900点台程度の難易度は教養のあるネイティブがごく当たり前に理解できる範囲にある。
最後に
TOEICの受験は約2時間です。これを何度も受けるというのは考えられないという方もいるでしょう。
その場合は、TOEICの点数換算が出来る CASEC(キャセック) というの別の試験(所要時間40分)や TOEICにかなり近い e-test (所要時間30分)という模試など受けるという手があります。