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発音

EPTを受験した感想[ELSAと比較:英語発音テスト詳解]

EPTを受験した感想[ELSAと比較:英語発音テスト詳解]

英語発音テストって?
第三者に自分の英語発音のレベルを証明したい
自分の英語発音のレベルを客観的に評価してもらいたい
EPT®って? ELSAって?

英語発音指導士®を目指している
EPTの受験を検討している
など

これらに興味がある方への記事です。

僕は英語の発音上達への取り組みが割と好きで、CD,DVD付の教材を使い独学でフォニックスというものや発音記号を学んだうえで取り組み、約1年ほど音読練習しては週に一回ネイティブチェックを受けてきました。

客観的に僕の発音の上達度を表すものとして次のようなものがあります。

ELSA: Native level
EPT: 指導者レベル
weblio英会話力診断(発音から英会話力診断): 1位(ウィークリー)

今回取り上げるEPT®(以下EPT)という試験では指導者レベルを認定していただきました。点数はEPTの結果公開者の人数から勘案して個人情報の観点から非公開にしています。

英語発音テストって?

「通じれば良い」という考えはひとつの正解だと思いますが、「どれだけネイティブに近いか」というのは多くの方がゴール設定・課題として着目した事があると思います。

客観的な評価を得るにはネイティブにチェックしてもらうのが早くて、手軽で、信頼出来ます。逆の立場で外国人が日本語を話した際に、どれくらい自然かというのは即座に判断できる方が多いと思います。

またELSAというアプリ(ELSA Speak (English Learning Speech Assistant))、weblio 英会話力診断(スピーキングテスト)-英語の発音からあなたの英会話力を診断-でテストする手もあります。ただ第三者に実力を証明する上では信頼度が高いとは言い難いです。

また英検TOEIC SWVERSANTにも発音の評価項目があるようですが、特に発音をメインにしているという感じではないので今回は大きく取り上げません。

第三者に自分の英語発音のレベルを証明したい

信頼出来る証明はすでに第三者から信頼されている機関からの認定があると信頼出来ますね。例えるならETSのTOEICです。以前イギリスで不正事件があったようですが、TOEICは多様な施策が盛り込まれ、概ね品質が高く、公正で信頼できると感じています。

今回のケースでは一般社団法人 国際英語発音協会にEPTの成績や英語発音指導士®を認定されることで第三者に証明が出来るという事になります。

自分の英語発音のレベルを客観的に評価してもらいたい

評価は機械・コンピューターの音声認識によるものと、生身の人間で行うものがあります。

機械による評価

前述したELSAやVERSANTという試験では機械で認識、評価するタイプでメリットは評価・結果を得るのが早い、人の主観が入らないという点で評価が公正で一定。

機械的評価はコンピューターによって膨大なネイティブの音声サンプリングと比較したりAIも導入して判定するようなものです(当然プログラムにより仕様は異なる)。デメリットは、ものによっては第三者に対しての試験結果の信憑性が担保出来ないという点です。

人間による評価

対してEPTでは複数名の人間で評価するという形式です。メリットは審査員の所属する認定機関からの評価として認定される事。デメリットは審査員によって評価が一定でない、客観的な評価が担保され難いというものです。

EPT®って?

EPT, English Pronunciation Testの頭文字で英語の発音テストですね。

「EPT®英語発音テスト」と「EPT®basic」があり、僕の印象では純粋な発音テストは「EPT®basic」で、「EPT®英語発音テスト」は実質「発音指導可能な英語講師テスト」という印象を受けます。

「EPT®英語発音テスト」ではメインとして、課題文の音読、初見文の音読があり、この初見文の音読が難関でこの試験を紛らわしくしている要因でもあります。試験は会場受験とオンライン受験があり5-10分程度の試験です。

EPT受験料

一般評価 : 4,950円(税込)
詳細評価 : 9,900円(税込)
express 一般評価 : 6,050円(税込)
express 詳細評価 : 12,100円(税込)
その他詳細は公式サイトで確認できます。

ELSA、weblio 英会話力診断(スピーキングテスト)でのテスト(評価)は無料です。

EPTは難しいの?

EPTの満点・ハイスコア取得者に共通するものがある

グーグル、YouTube、ツイッター等で検索すると分かりますが、このテストで満点またはハイスコアを取得している方の多くがハイレベルの英語講師・指導者です。要は英語力が高く、発音のテストというより、英語力が問われる形になっています。

発音以外の要素が評価される可能性

例えばIQテストでは純粋に知能指数を測るため知識に関する問題は出題されないなどの施策が打たれてあります。TOEICだと日常とビジネスなどの厳選シーン、単語もETSが厳選しているものが文に織り込まれるというのがあります。

“知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定するテストです。特定の文化を知らないと理解できない表現を排除しているので、誰もが公平に受けることができる<以下略>”

公式TOEIC Listening&Reading問題集7 p5より

発音を評価するELSAやweblioスピーキングテストでは英会話の文・口語的な文、比較的シンプルな英文が発音評価の対象として出題されます。これは発音を評価する事にフォーカスする上で合理的な施策と言えます。

対してEPTの初見文は記事的な文でTOEICのP7の難度普通レベル程度で明らかに前述のふたつより文章の難易度が高いです。初見文は約150ワード、黙読時間は30秒なので、ネイティブが約二倍速で話す速度、300WPMで読み切れる文量です。

これはTOEIC800でもキツいはず、TOEIC900-990でも200WPM前後が妥当なラインなので、出題文の難易度が一定ならほとんどの人が読めない計算です。

問題の難易度は毎回同じ程度なのか

初見文の単語数は公開されていますが、文や単語の難度で読める速度も大きく変わるので、ここが一定の品質が保たれているのかは重要です。例えば指定された評価対象の単語が必ずあるとか、頻出単語トップ1500からしか単語は使用されないなどの施策・考慮です。

文が変われば難易度も変わり、点数・評価も変わってしまいます。これは何のテスト?と振り返りますが、ネイティブ並みの発音でも点数が低い人が出る試験になっています。むしろネイティブ発音ではなくても英語力が高いと満点が取れる可能性もある試験でもあります。

EPTでハイスコアをとっている方の英語力は高い傾向
EPTのテスト内容は開示されている情報が少ない

僕が実際に受験する前には事前にEPTの全課題文を音読して複数のネイティブにチェックしてもらい、まったく問題ないと評価を得ています。ですが、難易度がブラックボックスの初見文を音読するのは難しいですし、発音以外の英語力が要求されるのは間違いないです。

お手本のような発音が出来る子供のネイティブがこのテストでハイスコアを取れるかどうかは微妙なところです。テストの名前が「英語発音テスト」ではなく、「英語講師向け発音テスト」という感じなら誤解や紛らわしさもなく分かりやすいです。

EPTの評価は?

まず評価は100点満点中の点数制で、グレード(等級)分けもあります。

—-以下EPT公式サイトからの抜粋です

86~100点 指導者レベル
71~85点 ハイレベル
56~70点 英語発話学習者平均レベル
41~55点 英語学習者平均レベル
30~40点 英語学習初心者レベル

86~100点 指導者レベル

発話した場合「発音」「リズム・イントネーション」の両分野において十分な域に達しており、いつも大変わかりやすい。

71~85点 ハイレベル

発話した場合「発音」「リズム・イントネーション」のいずれかの分野で不十分な部分もあるが、多くの場合は自分の意図を相手に伝えることができる。 相手に負担がかかることもあるが、英語らしい発話を意識できている。

56~70点 英語発話学習者平均レベル

発話した場合「発音」「リズム・イントネーション」で不十分な部分もあるが、概ね相手に意図を伝えることができる。ただし、相手には聞き取ろうとする努力が必要である

41~55点 英語学習者平均レベル

発話できていない単語が多く、相手に伝えることが難しい。ただし課題文においては相手の努力により伝えることができる場合もある。

30~40点 英語学習初心者レベル

—-ここまで

EPTの評価は信頼できるもの?

EPTの評価が信頼出来るかどうかですが;

・問題の難易度が一定かどうか(クオリティーコントロール)
・審査員の審査の質が一定かどうか
・審査員は誰なのか(主観で採点する場面では審査員は名乗るのが望ましい)
・ネイティブの審査員か、またネイティブ評価比重が考慮されているか
・主観の取り扱い、公正・中立を保つための施策があるか
・点数重視か等級(グレード)重視か

この辺りが公式サイトで表明または明言されると信頼度がグッとあがるように感じます。

これらは僕の過去二回のEPT受験を振り返り、それぞれの出題された問題、点数や評価を比較して疑問を感じたこと、加えてネット上に点在する複数の受験者の結果や実力をみて疑問を感じたことから生じています。

ランキングや勝敗を審査するようなケース、格闘技、お笑いコンテスト等では審査員も責任を持って名乗っています。グレード評価ならそこまで必要ないと思います。しかし後述しますが満点かそうでないかなどは大きな差と採点責任問題を生み出しているように感じます。

また今回、EPTの公式ツイッターアカウント(国際英語発音協会)をフォローさせていただいたのですが、残念ながら一定期間待ってもフォローバックしていただけず、FFRの観点から一旦フォロー解除させていただきました(涙)。

公の場なのでほかのEPT受験者や馴染みの英語関連アカウントが複数繋がっているのが誰にでも確認出来るので、その対応が主観なのか、ルールベースなのか不透明で、その曖昧さは試験でも主観が入るのではと懸念材料になり得ます。

「企業は社会の公器」という言葉があります。一般社団法人がこれに倣うべきかどうかは分かりませんが、お金も関わり、認定されるかどうかで仕事や、人生に大きな影響を与える可能性もあるので、公明正大な運営が望まれると思います。

公式サイトFAQの気になる点

国際英語発音協会の公式サイトのFAQから気になる点です。

Q.審査員はどのような方で何名で審査しているのですか?

A.英語を母国語とする者、音声学教授、英語発音専門家で成り立っており、受験者一人につき複数名の審査員が評価しています。

この回答ではネイティブが評価に加わらない可能性があり得ます。つまり、複数名としても日本人・音声学教授、日本人・英語発音専門家の二人で評価というパターン。ネイティブが必ず評価に加わるかどうかというのは明言して欲しいところです。

Q.課題文を見ると、アメリカ英語とイギリス英語が参考音声としてありますが、オーストラリア、ニュージーランド英語の発音、またはいくつかの国の発音やアクセントが混ざっていても問題はないのでしょうか?

A.審査委員は1名の受験者に複数名おり、特定の国籍に偏ることはございません。

従いまして、イギリス発音とアメリカ発音が混ざっていると減点対象になるということもございませんが、それが、不自然(同じ単語なのに、文によって違う発音で言っているなど)で通じにくくなると審査委員によっては、わかりにくい単語ということで減点する人もいる可能性はございます。

厳正ではありますが、人間が行う審査ということで、いい意味で融通が利くとお考え下さい。

回答からは、融通が利くのが、公平に適応されるのか、機関の利害関係者、SNS繋がり、又は有名人だから忖度と主観が入る恐れがあるなら、それに応じた施策があるのか気になります。また”特定の国籍に~”がネイティブが審査する事を意味するのか不明瞭です。

EPTも進化・改善されている

認定印が改善された

僕が確認出来た範囲では認定証の印鑑、これが『通じる発音です』という認定印から複数のバリエーションが出た様子です。恐らく等級に合わせた認定メッセージになっていると思われます。『通じる発音です』認定は微妙だなと感じていたので大きな改善だと感じました。

課題文が改善された

以前公開されていた課題文は僕がネイティブチェックを受けた際に英文におかしい部分があると指摘がありました。英語のレベルが高いネイティブにチェックを受けていた人は気付いた可能性があります。ネイティブでも文法に明るくない方が相当な数いるとの事でした。

更なる進化のために

お金も時間も費やしての試験・評価です、妄信するのは思考停止なので僕は認定機関であれ、専門家であれ、何らかの権威であれ、オカシイと思ったことはオカシイと言ったり、質問したりして改善を促したり、説明・証明してもらう事が大切だと感じます。

 

思考停止:自分自身で物事について考え、判断することをやめてしまうことを意味する語。多くは批判的に用いられる語である。思考停止が起こる理由としては、何らかの要因により、権威や規範などに盲目的に従ってしまうことなどが挙げられる。  weblio辞書より

 

ELSAとEPTの発音評価の棲み分け

ELSA

ネイティブのように発音出来ているか、また、純粋に発音・イントネーション等の実力を測るならELSAの方が信頼性が高い印象です。これは前述した内容を加味しているのと、ネット上でネイティブやバイリンガルの方々の実際のテストの様子とその結果も確認し、信頼できると感じたためです。

何度かアセスメントをすると分かると思いますが、真面目にやれば、ほぼ一定範囲の評価・点数が出ます。ネイティブ度90%以上と評価が出れば、ネイティブからもそう評価されるはずです。

ちなみにこの記事を書く上でELSAを2020.11.25時点の最新版にしてアセスメント実施、ネイティブ度90% NATIVEレベル、IELTS Speaking Score Predictor 8.5 Very Goodと表示されました。

以前のバージョンでは(ネイティブレベル取得でも)表示されていなかったIELTSという文字に驚いたのですが、これはELSAとIDP(IELTSの共同オーナー)がパートナーシップを組んだからのようです。これによりELSAの信頼性にIELTSの信頼性が加わったと言えます。

EPT

EPTでは国際英語発音協会という機関がスコア・実力を認定するほか、英語発音指導士®の認定もしています。英語発音指導士®はEPT 英語発音テストで90点以上で二日間のコース(88,000円(税込))を受講、認定が行われる流れです。

指導士の方やハイスコア取得者の英語力が高いのは間違いない印象です。ただ英語発音テストという名前でありながら、他の能力が多分に評価対象になり得るのは混乱を招く恐れがあります。

EPTの評価基準

公式サイトのEPT英語発音テストの説明では

“特定地域のアクセント(アメリカ英語など)に限定せず、いかに多くの聞き手にとって分かりやすく自然に発話されているかを、個々の発音、リズム、イントネーションなどの側面から多角的に判定します。”

この文面を何回も読んで感じたのは、「だからネイティブ発音と比較して少し違和感を感じる、日本人的な発音でもハイスコアを取得している方がいるのか」という点と、ネイティブの評価が入っていない時がある、または重視されていないのかなという点です。

例えば複数名で評価するときに、日本人2名、ネイティブ1名という感じで、その際にネイティブの評価点と合致しないときにネイティブの評価が加重されていないと、例え専門家だとしても日本人が好む、日本人が聞きやすい発音が高評価されることになります。

もし、日本人3名でネイティブが評価しないケースというのがあるなら全然結果や点数も変わり、ネイティブでも満点取れないケースが発生すると思われます。多くの聞き手が、日本人なのかネイティブなのかでまったく違った結果が予想されます。

以前、オンライン英会話で、ある国籍の講師に単語の発音がおかしいと指摘された事があり、その場は指導されるままに、OKが出るまで「違うなあ」と感じる発音をリピートしたのですが、アメリカ人、カナダ人講師に対してはまったく問題ない発音なのです。

これはネットで見た事のある志村けんさんのコント、志村先生がネイティブに発音のダメ出しをしているような状態で、多くの日本人には高評価の発音でも、多くのネイティブに対しては微妙な発音が広まりかねないので、こういった事態は本当に避けてほしいと思います。

 

ELSAとEPTそれぞれの印象

僕の印象を簡潔に表すと次のようになります。

ELSAでハイスコア = ネイティブの発音に近くネイティブから高評価。
EPTでハイスコア = 英語講師の中でも発音のレベルが高い。

ELSAでは80-89点程度で上級、十分上達した発音と評価されると思います。ネイティブ度90%以上を獲得すればネイティブレベルです。ProgressページでYOUR LEVEL NATIVEと表示され、表示の通りネイティブらしい発音かどうかの指標になります。

EPTはハイスコア取得者の英語力は信頼できると感じ、講師向けの追加資格のような印象を受けます。講師の方で発音にも自信があることをアピールしたい場合や、生徒の立場では沢山の講師の中から、講師の発音修練度の判断材料にできます。

また相関の参考として、EPTで95点以上の方、複数名がELSAで93%(恐らくアセスメント)あたりというのを確認しました。審査員・講師など日本人が発音評価するならELSAスコアがどの程度かは興味深いです。(ネイティブがテストしたらなど関連ページはこちら)

様々なケースでの満点に関して

ネットで確認したところEPT高得点者の多くは確かに輝かしいのですが、一部の高得点取得者より低い点で発音が上手な高得点取得者がいると感じました。これは僕の主観なので客観性を持たせるために全員ELSA評価で確認要、というわけにもいかず、釈然としません。

客観的に評価できない対象の場合は、主観が取り除けないものほど等級や平均値を採用して評価した方が良いと思います。

算数では出題者・回答者共に白黒ハッキリさせる事が出来る

算数なら1+1=2と回答した人を全員正解に認定でき、選り好みで複数名を不正解にするのは不正・差別になります。TOEICでも正解がAならAと回答した全員を正解と認定し、しない場合は不正や差別になります。

音声認識でも白黒ハッキリさせる事が可能

音声認識では基本的には数名どころか膨大な音声サンプルと比較してスピーキングの音声がどう認識されるか、又は文字に変換されるかなので、「English」と発音して「English」と認識されれば通じる英語なので、主観も差別も入らず正解認定できます。

人の採点では白か黒かが主観・好みに左右される

一方、EPTですがインターネットでEPTと検索すると満点取得者の方が相対的に多く表示され、これはちょっと分布割合で異常な印象を受けます。複数名で曖昧な発音というものを人間が審査して100%の正解が沢山出るというのはどういう事か気になります。

次はVERSANTのFAQですが、スケールの端、つまり満点付近では人為採でも難しいとあります。そんな中でEPTでは人による採点で、満点取得者の方が何人も存在するので、その傾向からも少し違和感を感じました。

Q.01 スコアのスケールが20から80なのはなぜですか? なぜ0から100ではないのですか?
概念上は0から100までのスケールですが、スコアは正規分布しており、正規分布ではスコアスケールの両端においてデータが非常に少なくなります。スケールの両端においては、確信を持って正確なスコアをつけるために必要なデータを得ること難しいため、より統計的に信頼できる範囲内にスケールを絞りました。
スケールの両端においては、自動採点だけではなく、人為採であっても能力の差異を確実に見分けることが難しくなることにご留意ください。

次の画像はweblio 英会話力診断(スピーキングテスト) この記事のために2020.11.27に僕が再テストしました。スコアスケールの両端においてデータが少なくなるというVERSANTの解説とも矛盾しない印象です。ちなみに僕も平均だと点は当然下がります。

 

審査員が2名なのか4名なのかでも大きな違いが出ます。ある一定水準以上は全て100点とするなら、満点取得者が続出でも理解できますが(weblioは複数名全員100点が発生する事があるのでこの方式と思われる)、それならグレード重視の方が良いと思います。

TOEICでも満点取得者がそれなりの数いますが、これも全員が全て正解をマークすれば、理屈上、全員満点になり得ます。ただEPTでは全正解という基準がグレーなので、満点取得者を出しすぎたので減らそう」という事が裁量で可能になる恐れがあります。

また、受験料がかかり、満点認定を渋ると機関の利益になる構図、つまり利益相反になっているのも問題です。広告塔に成り得る有名人に満点を配って、一般人が満点を狙って何度受験しても、なかなか満点を認定しないということも裁量で実現出来てしまいます。

点数制を採用することで人為採でも満点付近は正しい採点は難しいというのにも関わらず、最高得点争奪戦が起こり、何度も受験する上でお金持ち優位、お金で点数、資格を買う仕組みが成り立ってしまっています。

重要なのは等級制重視を明示するなり、不正が出来ないと証明できるような仕組みを作る、疑念を抱かれる要素を徹底排除する事。点数制では客観的でより明確な基準というものが審査員側と受験者側で共有されることが望ましいと思います。

発音評価は点数制が良いか等級制が良いか

発音というものは数億人のネイティブが持っている技能です。平均的なネイティブが100人受験したらほぼ全員が満点になるのが、通じる発音を評価する妥当なひとつの基準になり得ます。また点数のブレを考慮するなら(平均値採用)、等級・グレード重視が理想的です。

点数制採用にはTOEICの影響もあるかもしれませんが、TOEICでは正解を不正解扱いにする不正が出来ない点や、数問間違いでも満点ありの制度、つまり一定水準以上は全て満点の評価法も盛り込まれており、スコアシートを通じて透明性をもって公に公開されています。

また、グレードなら次のように馴染みのある等級制が採用されると良いと思います。今日のSNS時代、文字数制限のあるプロフィールに最適で、伝わりやすいと思います。

86~100点 指導者レベル : 1級
71~85点 ハイレベル :準1級
56~70点 英語発話学習者平均レベル :2級
41~55点 英語学習者平均レベル : 準2級
30~40点 英語学習初心者レベル : 3級

まとめ

ETPに関してELSAとの比較も交えながら率直な感想を書いてみました。ETPは発音矯正や発音の指導者になりたい方、また講師陣の中でも発音に強いというアピールをされたい方には良い試験だとは思います。ELSAの評価も並記すると信頼性は高いでしょう。

また、受験される方は、基本対策は音読で、ハイレベル指導者レベルを目指すならTOEIC800はないとキツい印象です(2020年末時点では)。またETPの過去問がKindleで発売されています。

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またKindleunlimitedの読み放題で読むことが出来ました。

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販売ページではどんな意見・感想でも募集しているようにEPT自体もより良い試験になっていく可能性を秘めています。

ただ試験の難化は避けてほしいです、ただでさえ評価の対象が発音なのか英語力なのか分かりづらい上、先に満点取った者勝ちになったら公平性の担保の観点から、後で受験する人は面白くないのは明白です。少なくとも新形式と銘打つなら区別は出来きますが。

それではより良い発音目指して日々楽しんでいきましょう!!

(コメントは次のツイートへ)

 

 

ABOUT ME
アバター
ブロウ
カナダ生活6年以上、TOEIC 945。ELSA:(発音)ネイティブレベル、IELSTSスピーキングスコア予測8.5。EPT:(発音)指導者レベル。weblio英会話力診断(発音から英会話力診断): 満点、1位(ウィークリー)。日本では社会人になってからゼロの英語力からTOEIC700点台まで独学。グローバル企業での業務経験を含め仕事を中心に100名近い日本人の英語話者と関わる。また英語圏での環境で子供がどんな過程を経て英語を話せるようになっていくのかを見てきている。英会話に憧れる方や、英語学習で苦戦している方へ役立つ情報、英語学習者の英語スキルの収益化や未来図について発信。海外の動画を見るのが好き。